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邦楽バトルロワイヤル

1 :あらすじ:2005/04/23(土) 21:06:56
『プログラム』
それは、魔の法律。
正式名は『歌手助成特別法』という。
近年、邦楽ではパクリが激増の一途を辿っていた。
何故、こんなにも簡単にパクリをしてしまうのか?
何故、互いの理解を深めようとせず、安易なパクリに走ってしまうのか?
……そして制定されたのが、この法律だった。
真に「歌って表現する強さ」を持ち合わせた人間だけを選抜する法律。
メジャーのあらゆるミュージシャン、アーティスト、アイドルの中から無作為抽出され、最後の一人になるまで殺し合いが行われる。

現在までの犠牲者
後藤(アジカン) 前田(TUBE) 堂本剛 藤原(バンプ)
SHOGO(175R] 藤原(バンプ) 奥田民夫 BOA aiko
安室奈美恵 滝沢秀明

2 :1日目午後5時半:ライブハウス:2005/04/23(土) 21:12:12
そして5分が経ち、演奏が終わった。
TAKUROUは、スッキリした表情で西川に向き直る。
「ありがとう。ちょっとだけど、気持ちが楽になっ……」
その瞬間、TAKUROUの胸に銃弾が撃ち込まれた。
サイレンサーを装備したベレッタから、何発も、何発も、弾が撃ち込まれる。
「西川君、どうして……」
TAKUROUはそのまま、床に倒れ込んだ。
倒れ込んだ衝撃で、リングが軋み、奇怪な音を発する。
西川は銃を構えたまま、TAKUROUに向けて呟いた。
「槇原さんが言ってました。無闇に人を信じたら負けだ、って……
 でも、TAKUROUさんのギターと一緒にギター弾けたのは楽しかったです。それじゃ……さようなら」
そう言うと、西川はTAKUROUの頭に銃口を押し当て、引き金を引いた。
桜井和寿と別れた後、ずっと考えた末の西川の決断だった。
赤い夕焼けのようなライトが、赤い血で染まったTAKUROUの体を照らしていた

3 : [1日目午後6時前:とあるバー]:2005/04/23(土) 21:17:25
TERUは行きつけだったバーにいた。
人相は悪いが気のいいマスターが一人でやっている小さな店だった。
頻繁に通ったわけではないが独りで飲みたい時は決まってここに来て
夜通しマスターと話した。思えば迷ったときが多かっただろうか。
今回もそうだ。TERUは迷っていた。
ミュージャン達と殺し合うべきか助け合うべきか、そんな事ではない。
―――自ら命を絶とうか迷っていた。

まぶたの裏に焼き付いて離れないシーンがその思いを強くさせた。
奥田民夫が藤原を撃った場面だ。
あの時TERUは奥田に声をかけようとしていた。協力して殺人ゲームを乗り切ろうとしていた。
だが一発の銃声でそんな考えは打ち砕かれた。
倒れた藤原を助けることも走り去る奥田を追いかけることも出来ず
TERUはただがむしゃらにその場から逃げ出し、気付いたときにはバーの前にいた。
当然扉は閉まっていたため、道路に面した窓を割り中に入った。
誰もいない店内はひどく広く感じたが、なんとも言えない懐かしさに包まれた時
彼はデイパックから「毒薬」と書かれたラベルのついた瓶を取り出し手近の席についた。
桑田の直筆らしいそのラベルには小さく「自殺なんてするんじゃねぇぞ馬鹿野郎」とも書かれてあった。
「…どっちがバカヤロウだよ……」
そうつぶやきながらTERUの顔には少し笑みすら浮かんでいた。

ただ、その笑みは乾いていた。



4 : [1日目午後6時前:とあるバー]:2005/04/23(土) 21:22:10
TERUは父親のいない子供の寂しさを悲しみを良く知っている。
だがそれ以上に人を殺してまで生きるのが自分にとっても家族にとっても嫌だった。
例えそれがこのゲームを強制した桑田だとしても…
そんな思いがTERUにバーのマスターを求めさせたのだろう。
しかし目に見えないマスターは何の福音ももたらしてはくれなかった。

TERUは毒薬を適当に入れたグラスによく飲んでいたウィスキーを静かに注いだ。
瞬く間に毒薬が溶け出しアーモンドの香りがする。青酸系の毒のようだ。
そして意を決しグラスを口に近づけた瞬間、怒号のような大声が狭い店内に響き渡った。
「安室を殺ったんのは己か!!!?」
怒号の主は今春の主役の一人だった河口恭吾だった。


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